ジャニスは死んだ

ジャニスは死んだ

32条申請

土曜日の病院は、実際そんなに時間がかかりませんでした。
本当なら、私の直前に初診の方が入る予定で、時間がかかるかもしれないと言われていたのですが、
どうやらその方、病院のドアを開けるまでには至らなかった様子。
そんな状況だったので、私達が病院についた時には、他に誰もいませんでした。

すぐに診察室に通された私達に、先生が血液検査の結果を表示した紙を渡してくれました。
検査結果によれば、プロラクチンが通常平均値の10倍ぐらいに跳ね上がっていると言うことで、
せっかくいい感じに効いていたドグマチールが、処方からはずされちゃいました。
いいかげん副作用の母乳にも慣れて、目の前で飛ばしてみせて、
我が家の男衆をたまげさせるぐらいの余裕が出来てたんですが…。
(飛ぶぐらいたまるって事は、油断すると乳腺炎になるのかしら…)
代わりに、ヘアケア製品と間違われそうな、リーゼと言う名前のお薬が追加され、
同時に今まで朝晩だったお薬が1日3回に増えました。

●1日3回(朝・昼・夕)●
ソラナックス0.4mg×1
トレドミン25mg×1
リーゼ5mg×1

●就寝前●
レスリン25mg×1
マイスリー5mg×1
サイレース2mg×1

●頓服●
セニラン5mg×1

ドグマチールからリーゼに変わった感想を述べると、”ドグマよりあがらない”って感じです。
あちこちで聞く”まったりな効き目”よりも、私には”どよよん”って感じです。
生理中という事も手伝ってか、立ちくらみな人になっちゃいました。

自傷の方はどうですか?と聞かれた私は、ちょうど前日やらかしてしまった部分を先生に見せました。
その傷は、また珍しい程キレイな線引きになっちゃってまして、まるでリスカの治りかけのようでした。
私の腕の傷を見て先生はうなってました。

その後、気分や感情面のことを聞かれたので、1日のうちで何回も浮き沈みがある事、
そしてやっぱり自分に対して価値を認められない事等を話しました。
私の話を聞き終えた先生は、次に一緒にいた相方に
「相方さんの目から見た感じでは、この2週間どうでしたか?」と、私が認識できていない部分等を聞いていました。

話が終わった後、先生に、定期的な長期通院が必要であると判断された私は、
32条申請を勧められ(水面下では、相方と先生の間で相談が進められていたらしい)
私はいつも、カバンに三文判を1本いれとく主義なので、当然ハンコは手元にあるわけで、
それでいきなりその日から32条適用な人になりました。
診断書料がかかったので、会計は3100円になりましたが、
病院が入ってるビルから1番近い薬局では、お薬がタダで出てきました。
すごく助かるし、これで病院通うのにお金の心配が少なくなるし、
とっても嬉しい反面、なんだか大変申し訳ない気がします。
32条には審査があると聞いた事があるし、かなり基準が厳しいと聞いていたから、
まさか、申請したその日に適用されるとは思ってなかったので、かなりびっくりです。

32条ってなんなんだと言う方は、ジャニスの拙い説明よりも、サーチエンジン等での検索をおすすめします。


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